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履歴書の志望動機をどう書くべきか。
これは大いに悩むところかもしれない。
しかしながら、性急にその答えを求めようとすると、その答えを得る事はできない。
もっと大きなところから、自己を見つめる事が必要となってくる。今まで歩んできた自分の人生を振り返ってみるのだ。
ポイントは必然性だ。整合性だ。
専攻してきた学業、取得してきた資格、これまでの職歴。趣味、趣向、性格、長所、短所。それらから、人生のストーリーを組み立ててみるのだ。自己分析をしながら、人生を振り返ってみると、自ずから進むべき道が見えてくる。
実は我々は、人生を演じる舞台役者として、自分の人生を歩んでいる。これは、比喩ではない。苦難や困難も、主人公が逆境を克服していくストーリーの構成上必要だから存在する。
主人公は自分自身、演出家も自分だ。
必然性のあるストーリーとは、平坦なストーリーという意味ではない。単純で面白みの無い演劇など、誰が見てくれようか。そんな人生なら、送る意味もないだろう。
ところが幸いな事に、ストーリーはすでに波乱のある展開になりつつあるはずだ。挫折や苦悩もあったはずだ。友人や恩人との素晴らしい出会いもあっただろう。
豪腕プロデューサーの腕の見せ所は、ここからだ。
ピンチの後にはチャンスが訪れる。これはお約束だ。普遍の法則だ。そのチャンスを上手く展開する事だ。ただし、チャンスが訪れ、ヒーローがヒロインを助け出す事が出来るのは、ヒーローが努力を怠ず、困難に立ち向かった場合のみとなる。
しかし主人公は努力をしてきたはずだ。だから大丈夫。
転職で異業種にチャレンジする場合も、そこに必然性を見い出す事だ。観客をあっといわせる展開と、つじつまの合わない展開は違う。これまでの人生のストーリーから導かれる次の展開に妥当性があり、エキサイティングなものであるならば、周りも賛同してくれるに違いない。
だからまず演出家がすべき事は、封切後大ヒット間違いなしのストーリーを描く事だ。人事担当者がファンになり、ヒーローをいつの間にか応援してしまうようなストーリーにする事だ。
そして、ストーリーが出来上がったら、今度はその映画を見るために、映画館に足を運びたくなるような前宣伝を考える作業に入る。
この前宣伝こそが、履歴書だ。
このストーリーを描けた人にとって、履歴書の志望動機を埋める作業は、非常に容易な物となるはずだ。