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モデム等の低速回線が主流だった頃の、インターネットの黎明期においては、「8秒ルール」というものが存在した。
サイトを訪れたユーザーが、サイトが表示されるまでに待てる時間が8秒だとの事で、Web制作者は、その事を念頭において、訪問者に去られないサイトにするように心がけていたと言う。これが8秒ルールだ。
もちろん、高速回線が主流となった今では、訪問者は8秒も待ってはくれない。
今は、「3秒ルール」だ。
訪問者は、サイトをじっくり見るか、去っていくかの判断を3秒で行っているとされている。訪れたばかりのサイトを、「このサイトは見当違いだった。」と思い、瞬時に去っていった経験が、誰しもあるかと思う。
実は履歴書にも、この「3秒ルール」があてはまると言われている。つまり、応募書類が大量に送られてくる人気企業の人事採用担当者においては、履歴書の中身をじっくり読むか否かの判断を、3秒で行っているとする説だ。
仮にそれが本当だとしたら、どのように対処すれば良いのだろう。
ウェブサイトの場合は、デザインで魅せたり、コピーを考えたり、レイアウトを工夫するといった事ができるが、履歴書の場合は、なかなかそうはいかない。
興味深いトピックを、瞬時に拾ってもらえるようにする事が理想ではあるが、今回は、「字」による3秒ルール対策を考えたいと思う。
私の経験則に照らし合わせてみれば、字の上手さと、知能の相関関係は無いように思う。しかし、字と性格との関係性は、あるように思われる。字は人を表すという言葉は、当たっているだろう。
心理状態も字に現れるだろう。自信に満ちた人は、字も自信に満ち溢れているはずだ。やる気満々の人のマインドは、字にも現れる。
上手な字が書ける事が理想だが、字を書く事が苦手な方もいるかと思う。では、少しでも字を上手く書くためにはどうすれば良いだろうか。
ひとつには、環境は重要であろう。
休日などにゆったりした気持ちで書きたいところだ。綺麗に整った環境で、心を込めて丁寧に。字単独の上手さのみではなく、文字の大きさや字間のバランスなど、全体をまとめあげる美的センスも要求される。
できれば、1週間ほど、字を書く練習をしたいところだ。これで随分違ってくる。そしてその事は、将来にわたって自分のためにもなる。
筆記用具は、ボールペンや万年筆よりもゲル状の黒ペンが、書きやすく、液垂れせず、均一で読みやすい字に仕上がるのでお薦めだ。100円ショップ等でも購入する事ができる。
もっとも、達人クラスともなると、「弘法筆を選ばず」ではある。私の周りの転職の達人は、皆一様に字が上手い。採用担当者に詳しく読んでもらうために、字の上手さはプラスポイントとなっているのだろう。更に字の上手さが、履歴書の内容の信頼性を高めるのに寄与する。
また最近では、パソコンでプリントアウトした履歴書も認められつつあるようなので、応募する企業がそれを認めているのかどうかも、確認してみる価値がある。
一方、職務経歴書の方は、手書きではなくパソコンで作成したものを提出するのが常識のようだ。